ほん

ピーター・ロビンスン2連発

アラン・バンクス首席警部シリーズ『必然の結末』読了。暴動のどさくさに紛れて警官が刺殺されました。はて真相は? といったお話。読み終わってみれば、かなりちっさい話でした。 同シリーズ『誰もが戻れない』も読了。お金持ちのお嬢さんが学校帰りに殺さ…

胃にもたれますなあ

キャサリン・コールター著『迷路』読了。ハーレクインが元になってるらしい文庫のは選ばないようにしてたんですが、これは違うとこのなのに作家がその方面の人らしく、がっつりラブラブでした。姉がなんでそんなことしたんだとか義兄の母に対する態度とかそ…

一人称でしたねそーいえば

サンドラ・スコペトーネ著『あなたの知らない私』読了。レズビアンの探偵が主人公のシリーズ2作目。以前読みました男子なら誰もが憧れるチャールズ・ブロンソン御大で映画化されとります『9本指の死体』の著者ジャック・アーリーさんでもあるそうで、著者ご本…

おもしろくなかったとは言いません

ローレンス・サンダーズ著『無垢の殺人』読了。すんばらしいとか傑作だとか犯人が捕まらないで欲しいって思っちゃいましたなんて書評をお見かけしましたが、自分はまったくそんなこと思いませんでしたよ。駄作とかそーいったことではなく、サイコキラーって…

要脳トレ

ジョン・ハーヴェイ著『血と肉を分けた者』読了。生い立ちがめためただから犯罪者になっちゃったんだよおってな人がわらわら出てきます。だからってすぐに人の腹掻っ捌いていいわけじゃあるまい。どんな劣悪な環境で生まれ育ってもまともに育つやつは育つ。…

自分的鉄板

ポール・リンゼイ著『鉄槌』読了。作者の元FBI捜査官という肩書きが予備知識としてあるせいか、なんだかリアリティを感じますよってのは素人の思い込みですねたぶんきっと。 窓際にはみ出しかけて私生活もめためたなFBI捜査官が、やる気まんまんではないです…

はずれっぱなしですよ

ミシェル・グリゾリア著『海の警部』読了。すげー読みづらかったっす。元々なのか訳者の文体なのか判断つきませんが、とにかく文章を読んでも情景が頭に浮かばない。なんか賞を取ってるようですが、そーいったうたい文句はあんま関係ねーなと再確認。 マイケ…

取り合うよりほかを探そう。と思います。

スー・グラフトン著『獲物のQ』読了。 シリーズ物らしいですが初見です。Aから順にアルファベットがタイトルについてるようなので、Qは単なる順番を示してるだけのようですが、獲物の意味は分かるような分からないような。定年間近なおまわりさんとその仲間…

時代劇が素敵な理由

ジュリー・パーソンズ著『メアリー最後の八日間』読了。メアリーという娘さんが行方不明になり、惨殺死体で発見されました。はて真相は? といったお話。主人公はメアリーではなく、そのお母上。『天才バカボン』みたいなもんですね。まあ実際はそれっぽいポ…

うっかり大集合

ヴァル・マクダーミド著『殺しの迷路』読了。シリーズ3作目。珍しく順番通りに踏襲しております。今作は潜入捜査と、全く別の連続殺人事件が並行して進行。両方をうまくというか強引に絡めております。 なにはともあれ潜入捜査がバレたときのうっかり指数が…

切り裂きジャックはこいつだよ♪

パトリシア・コーンウェル著『真相』上下巻読了。“切り裂きジャック”は誰なのか?となっとりますが、最初から思いっきり名指しです。とはいえ高名な画家と言われても知らん人でしたが、読んでる限り相当いやーなおっさんだったのは間違いなさそう。限りなく…

そんなに男汁は垂れてません

ジャック・アーリー著『9本指の死体』読了。 男子なら誰もが憧れるチャールズ・ブロンソン御大で映画化されとるそーな。へ〜。 左手の薬指を切断された修道女の死体が見つかりました。はて真相は? といったお話。親子や夫婦の間の溝が最後には4分の3くらい埋…

トマス・H・クック祭り

『だれも知らない女』読了。空き地で美少女の死体が発見されました。はて真相は? といったお話。トマス・H・クックは初めて読みました。文体とか重ーい雰囲気はわりと好きかも。話というか展開自体は大したことないんですが、それでも文句なく読めたのでう…

またしても打線低迷

ノーラ・ロバーツ著『聖なる罪』読了。MIRA文庫ってのは元はハーレクインらしい。ということで、またやってしまいました。最初の方からやけに男女の機微についてくどくどと書いとると思ったら、やっぱそーだったか。前回のハーレクイン初体験時に引き続き、…

ナナメ読みパラダイス

フェイ・ケラーマン著『赦されざる罪』読了。シリーズ物の6作目。お初でしたが人間関係わかんねーってことはなかったです。新生児が誘拐されました。はて犯人は? といったお話。つまみすぎですね。ボディビルってのは正直理解できません。できなくていいん…

美人とはいえ

トム・ラシーナ『殺人者の日記』読了。主人公の女性に好意を持つ男性が次々と殺されていきます。はて真相は? といったお話なんですが、主人公にこの設定を納得させるだけの魅力を感じないので根本的にびみょー。犯人の執着の仕方も理解しづらいし、そこまで…

合わないものは合わない

クリスチアナ・ブランド著『暗闇の薔薇』読了。なんだか似たようなタイトルが続きましたよ。読んでるうちにイライラしてきたので、ささっと終わらせました。訳が古いせいかとも思いましたが、内容というか登場人物というか、とにかくトータルで拒否反応あり…

終わりは突然やってきても終わらない

ジェームズ・パターソン『闇に薔薇』読了。シリーズ物の7作目らしい。自分はお初。シリーズ物に途中から突入したので細部がいまいちわからんとか非常に後味の悪い終わり方とかは別にいいんですが、このぷっつり感は何ですの??と思っとりましたら、どうやら…

漢字のお勉強

京極夏彦著『陰摩羅鬼の瑕』読了。上・中・下の3巻。このうち1冊分に相当するくらいは読み飛ばしてる気もします。まあ大体分かればいいのよね。といったスタンスなので細かいことは気にしません。今までの京極作品で培った読み飛ばしスキルを大発揮です。 結末…

超人指数減退

デヴィッド・ウィルツ著『眠りについた骨』読了。FBI捜査官ジョン・ベッカーシリーズ。「元」FBIじゃなくなったらしい。これはあんましおもしろくなかった。犯人が分かるタイミングとか、犯人の最後のいたぶられ方が中途半端。かなり消化不良な終わり方でした…

初体験ですよ

シャロン・サラ著『サイレント・キス』読了。読んだ後で知ったんですが、これっていわゆるハーレクインのラインナップだそーで。てなことが分かると納得なシチュエーション満載でした。うひょー。 ロマンス優先による弊害なのかどーなのかは定かではありませ…

実は読解能力不足らしい

耳の不調で医者からヘッドフォン禁止令が出ているため、久しくiPod miniちゃんの出番がありません。でも通勤時は音よりも本がない方が苦痛なので、それほど不自由はないのでした。なので読書が進んでおります。 リンダ・フェアスタイン著『隠匿』読了。検事…

北欧だけど

へニング・マンケル著『殺人者の顔』読了。 クルト・ヴァランダーシリーズ1作目。音楽は北欧好きですが、今までの経験からスウェーデンが舞台の小説は人名・地名がとっきにくい印象あり。 他に手がかりがない状況だからってのはあるかもしれませんが、被害者…

ねずみも平気

アイリス・ジョハンセン著『嘘はよみがえる』読了。復顔彫刻家イヴ・ダンカンシリーズ3作目。ジョー&ガレンの無敵のツートップがご活躍。是非日本代表に招聘したい。もう手遅れですね。では次のオシム・ジャパンで。 なんだか最後の方は風呂敷が大きく広が…

どちらも乱れております

ミネット・ウォルターズ著『鉄の枷』読了。壊れた人がいっぱいでてきました。素人童貞が処女としようとしたら基準が違いすぎてびっくり。で、そのままずっと何年も経過ってのはありですか?? ちょっとなあ。ってそこにウェイトを置くのはどうでしょう俺。そ…

タイトルまんま

デヴィッド・ウィルツ著『歪んだ愛』読了。元FBI捜査官ジョン・ベッカーシリーズ三作目。次の作品にあたる『黒い賛美歌』を先に読んでたので、順序は逆ですがシリーズもの故ぱくっと食いついてみました。自分で買っといてなんですが、最後に「実は犯人はこい…

レビューじゃないです

J.ウォーターハウス著『鏡をのぞく女』読了。京極夏彦作品で別にぃという部分は読み飛ばすスキルを身につけたので、クライマックス?はかるーくナナメ読み。情景とか頭に浮かべられなくてもいーよと思う展開をみせたので、ささっと終わらせました。あれがこ…

若き日の思ひ出

文庫本にて『ダ・ヴィンチ・コード』読了。講談社は字がでかいと思っとりましたが角川はそれを凌駕。なので上・中・下巻というボリュームは見せかけとみなす。 事前にネットや雑誌の特集で登場人物をある程度把握していたので、導入部分はすんなり。先に読んだ…