そんなに男汁は垂れてません

ジャック・アーリー著『9本指の死体』読了。
男子なら誰もが憧れるチャールズ・ブロンソン御大で映画化されとるそーな。へ〜。
左手の薬指を切断された修道女の死体が見つかりました。はて真相は? といったお話。親子や夫婦の間の溝が最後には4分の3くらい埋まりましたとさ。指を切り取る理由付けが弱い気もしますが、日本語版だとまんまタイトルになっちゃってるので、その点はなんだかなーです。原題のまんまでも確かにいまいちですが。中身はふつーに面白かったです。
心の内では罵詈雑言を叩きつけてるヨメ&ムスメたちと表面的には幸せな家族を装うってすげー大変じゃん。それができてこそ立派なサイコパスなんですかね。これまた極めて凡庸な自分にはよくわからんです。わからんでいいんですが。フィクションだし。とはいえ現実でもわけわからん事件も多発しとりますし。うっかり人に「夢がないね」なんて言えませんのう。