うっかり大集合

ヴァル・マクダーミド著『殺しの迷路』読了。シリーズ3作目。珍しく順番通りに踏襲しております。今作は潜入捜査と、全く別の連続殺人事件が並行して進行。両方をうまくというか強引に絡めております。
なにはともあれ潜入捜査がバレたときのうっかり指数が高すぎです。えーまじでーってばか面下げて言っちゃいそうになるくらいうっかりさんです。あまりのうっかり具合に今までの苦労が水の泡にもなりゃしねーってくらいです。
心理分析官のトニーさんは毎回エラい目にあってる気がしますが、このシリーズは犠牲者のやられ方も悲惨というか痛いというか。2作目『殺しの四重奏』で万力の登場にいやーな予感を覚えましたところ、やはりうひゃーんとなった記憶があります。いたいのきらい。