夏の終わりのアントニオ

備忘録として再開。

『私が、生きる肌』観ました。ネタばれてるので、未見の方はご注意くださいませ。
アルモドバル印全開です。個人的には、この印があればどんな変態的設定も可という免罪符のようなものです。突っ込みポイントはあるものの、そんなもんは一網打尽の勢い。
ベラがある種囚われの身となるまでの経緯が、なかなかの悪夢です。意に沿わない性転換というのは、己のアイデンティティーを破壊されるほどのことかと思いますが、なにぶん未経験なもんで。しかしまあエレナ・アナヤが華奢なこと。設定とはいえ元が男であそこまでなれるんなら俺もなりてーわ。と骨太な自分は思うのでした。

翌日に『エージェント・マロリー』観ました。前述のアルモドバル同様、ソダーバーグ印というだけ自分の観たい基準はほぼクリアなので、女性格闘家のジーナ・カラーノを起用した作品。くらいの予備知識で鑑賞。話はちっと分かりづらかったものの、ジーナ嬢かわいー♪ ということで良しとします。ちとブリトニーっぽいお顔立ちですね。あの顔でキレっキレのアクションというのが非常によろしいです。うん。
しかーし!予備知識なしで観たため、いきなりの大御所ぞろぞろにおや?と思ってたら、その中にまさかの登場。濃い顔が非常に苦手な自分としては、二日続けてのアントニオ・バンデラスは厳しい。消化器官が停滞しそうなダメージです。
いろいろ見てると、ストッキングが伝線したあの太ももでの三角絞めがたまらん。という男性が結構いらっしゃるようで。なるほど。これは女の自分には盲点でした。せいぜいマイケル・ファスベンダーかっけーなって思ったくらいだったので。
個人的ポイントはまさかのマチュー・カソビッツ登場。ま、いろんな見方があるってことで。