ゆれたピーター

えらい放置してましたが、ここんとこ録り溜めた映画を週2本ペースで観てます。一番最近は『ゆれる』と『薔薇の葬列』。
役者としてのオダギリジョーは『ゆれる』が初見。オダギリジョーってかっこいいねっていまさらですが。なんか日本人らしくないかっこよさをお持ちですな。演技も上手いし。香川照之氏もそうですし、兄弟のキャスティングが良かったです。しかしキム兄は汚かった。
内容自体はいろいろ解釈が分かれるようですし、レビュー等もいくつか拝見させていただいたところ、皆さんいろんな感想をお持ちでしたね。自分としては、1つの事象もどの角度から誰がどーいった状況で見るかによって、いくつもの事実が発生し存在する。という認識を持ってるので、兄も弟も本当のことを言ってるかもしれないし、2人とも嘘をついているかもしれない。といった程度の解釈です。個人的には好きな作品です。ただ、あくまでも女性の視点から描いた作品かもな。といった印象もあります。
薔薇の葬列』は、かのピーターさんのデビュー作。だったはず。たしか。1969年の作品。日本映画って昔の方がエグくて濃い作品が多かったような気がします。まあ制約も少なかったしね。メイクやらファッションが今どきでびっくり。同じようなメイクしてるの街中にゴロゴロいるし。でも作風はなんだかちょっと狙ったというか、こーいうのなんだっけーと思ってたら劇中の「アングラ」というセリフを聞いてストンと収まりました。最近アングラって聞かないよねー。ま、これはとりあえず観ときました。といったとこです。ピーターのすっぴんは実はかなりやばいのではないかと薄々感づいてはいましたが。化粧って怖いねっ♪
余談ですが、オダギリジョー「舌出せ」にぐっときちゃう人って結構いるんだろうなーと思ったら、その通りのようでした。たぶん上戸彩とか長澤まさみとかだとNGなんだろーな。