ネタばれてる??

イングロリアス・バスターズ』観ました。ネタばれちゃってるかもしれないので、未見の方はご注意くださいませ。
ある意味水戸黄門的展開。まあやってることはどっちもどっちなんで、この例えが正しいのか分かりませんが。人がぼこぼこぴすぴす死にます。まあタラちゃんなので。痛いシーンもいっぱいです。まあタラちゃんですし。
今作はなんといってもクリストフ・ヴァルツ演ずるランダ大佐に尽きるのではないでしょうか。当初はディカプリオって話があったとかなかったとか。ちょっと待ってくださいよお〜(こんにちは根岸風)。ありえん。それはありえん。刑事プリオがランダ大佐だなんてって言って通じる人はどれだけいるんでしょうか。少なくとも若者はわからんですな。実は主要人物たちは直接関わりがなかったりするんですが、ランダ大佐はほぼ全体を網羅してましたね。どの場面でも知的でいやらしくて素敵でした。
ブラッド・ピットは今回が一番好きかも。ちょっとアホっぽい中年のおっさんがこんなにもしっくりくるようになったとは。タラちゃんのことなので、相当に間抜けな方法でぶらっぴさんを死なせちゃうかと思ってたんですが。ダイアン・クルーガーってLUXのCM出てたよねーなんて話が通じる人もどれだけいるんでしょうか。これまた若者はわからんですな。お綺麗になっとりましたね。当初はナスターシャ・キンスキーにオファーしてたとか。だから「Cat People」なのか!という声もあるようですが。はて、どーでしょね。ショシャナを演じるメラニー・ロランという女優さんは初めて拝見しましたが、正統派美人より、こーいったシンプル美人好き。これからちょっとチェックしてみます。ただ後の役割を考えると、ショシャナとマルセルの関係をもうちょっと掘り下げて見せてもらいたかった。あれだけのことに手を貸すほどの関係ってことを感じ取れるようなバックアップとなるエピソードがほしかったかも。恋人だからってだけじゃあちと弱いっす。あくまでも個人的感想ですが。
珍しく各国の人物をその国の方が演じてその国の言葉で話すという至極まっとうであるにもかかわらずハリウッドではほぼ皆無なキャスティングでした。おかげでダブル字幕満載です。何語で話してるのか字幕で分かるので、かえって流れを把握しやすかったです。自分的には○。あとフレデリックの空気の読めなさを反面教師にしてがんばれ全国の童貞男子。と思いました。