いたたたた

『ピアニスト』観ました。その翌日に同じくミヒャエル・ハネケ監督作『ザ・ホワイト・リボン』がカンヌでパルムドール受賞との報が。本作はたしかグランプリだったような。
ペットは溺愛しますが基本的には母性本能を持ち合わせていないのか年下男性を可愛いと思うことはほぼ皆無です。が、若い男性が年上の女性を一時的にせよいいと思うことがあるのは分かるような気が。ま、勝手な意見ですが。ワルターのエリカへのハマり方はその方向性といい猛進具合といい若いときに訪れる一過性のものという印象でとらえました。彼女の手紙を読まないままでいたところで、そう遠くない時期に結局は彼女から離れて行ったのではないでしょうか。衝動的に箸をのばしたらとんでもない珍味だったけど食べたら意外とクセになったかもってなかんじでしょうか。相変わらずバカ丸出しな表現しかできない自分が残念でなりません。
いっつも映画観ると「役者って大変だなー」と思います。役者さんが大変そうな作品しか観てないだけかもしれませんが。イザベル・ユペールがお見事というかなんかもういろんな意味で痛いっす。若者の勢いに押されて追われる立場から追う立場へ転換してからは一層痛みが暴走します。結局自分の願望は幻想でしかなかったわけで、何事も実際に経験してみないと分からんつーことですな。
しかし今年のカンヌのイザベル・ユペールは相当なくそばばあだったようで。