苦しい愛とでも言いましょうか

ブロークバック・マウンテン』観ました。アン・ハサウェイの金髪が違和感ありすぎとか、そこんちの息子の顔が老けすぎといったどーでもいい部分への感想はこれくらいにしときます。
イニスはジャックという人間を愛しながらも、父親のせいで男同士という事実に何かしらの抵抗があったのではないでしょうか。だからこそ妻に対して女という決定的な事実を体現することを強いたように思います。それがあのセックスの際の強い言い回しに表れていると勝手に解釈しましたが。
ジャックはイニスとのことがきっかけになったのかそれ以前からなのか分かりませんが、結果的には男性を愛するようになり、その中でもイニスを一番愛していた、といった両者の間のちょっとした違いをかんじました。
アン・リー監督の作品は久々に観ましたが結構好きです。個人的には『アイス・ストーム』が好きかも。
この作品を観て、ヒース・レジャーという人はもういないということが、ただただ残念でなりません。どうぞ安らかにお眠りください。合掌。